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ママビト新聞 全集

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ママビト新聞とは、
令和とともに始まった美呆の家族新聞です。
6年半、毎月、子どもと一緒に作ってきました。
お菓子のお届け時には、一緒にお詰めしているので、おなじみの方も多いはず。


2025年11月には、「ママビト新聞展」を開催し、展示やコンサートだけでなく、
ママビト新聞の「全集」も作り、販売いたしました。

そのときには、ちょっとしか全集を作れなかったのですが、春休みまでかかって、やっとまとまった数ができました。

ママビト新聞は、詩をメインにした家族新聞。
表紙の絵は子どもたちが描いています。
コラムは編集長(店主)。
裏面には子どもたちと編集長の詩を載せています。

バックナンバーを置いてくださっているカフェの方から聞いた話では、けっこう「読みふける方が多い」とのお声を頂いております。

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〇内容

2019年5月~2025年10月号まで、全70号。
(毎月発行。8月は夏休み。
2019年12月と、2020年5月は休刊で欠号)


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どんな内容のものが書かれてあるのか、気になるところですよね。
サンプルとして、以下にコラムを掲載します。




(2021年7月号のコラムより)
詩は秘密の隠し味 
~お母さん詩人と呼ばれた高田敏子さんの話~


「詩は友達を作る方法って言った人がいてね」と、ぼくは食卓で子どもたちに話し始めました。
このコラムはその時に話した内容をなんとなくまとめたものです。

「…高田敏子さんという詩人がいてね、高田さんは「詩は友達を作る方法」だと言ってね(「詩の世界」(ポプラ社)参照)。
高田さんは小学3~4年生の頃、夏休みにいくつか詩を書いて詩集を作って先生に提出したんだって。あんまり褒められた記憶がないけど、詩を書いたときから、詩の対象となった消しゴムとか、ツバメとか、郵便ポストとかが親しい友達みたいに感じられるようになったんだって。

それでね、ここがすごい話なんだけど、数十年経って年取ってからでも、その時書いた詩を口ずさむことがあるんだって。それでね、詩を書いたものは、それがいつになっても親しみ深く感じられるから、淋しいときとかに心を支える力になると思うって言ってるんだ。

それで高田さんはねこう言うの、「詩は淋しいときにできるってよく言うけれど、淋しさを見つめられるとき、人の心は謙虚になるように思います、詩は、謙虚にモノや心に向き合う時に生まれてくるんだと思います…」って。いいこと言うでしょ。

そう、それでね、詩作には、「感情移入」っていう方法があると高田さんは言っててね、鉛筆でも何でも、モノに話しかけると、だんだん心が打ち解けてきて、心が移って親しみ深くなる、そうして、心がそこに動くようになったら、そこから詩が書けることもある、と言っているんだ。

そこまで話すと長女が、「お父さんは話しかけたりするの」という。
「もちろん」とぼくは言い、「お菓子作るときも、畑でも、いろいろ喋っているよ。ふくちゃんは話しかけないの」と訊くと、長女は話しかけてないという。

「話しかけたらお菓子もきっと、もっとおいしくなるよ」と、ぼくはどこにも書いていない秘密の隠し味のように話して、さらに話を続けました。

「それでね、高田さんが言っていた、詩を書くっていうことが、心を支える力になるっていうのが、お父さん的にはすごく共感できることでね。人と話すことはちろんいいけどさ、モノや心に尋ねて、自分の中から答えが返ってくる、その自分の中から答え、言葉が湧いてくるっていうことに意味があってさ、そういう言葉は、なんか、腑に落ちるし、直感的に「そうだ」って思えるんだよね。そういう意味で、高田さんが詩作の言葉が心を支えるっていうのが、すごくわかる気がするんだよね。」 

…そういえば、こんな話を思春期の頃に自分にしてくれた人はいなかったなあ~と思い返すのですが、こういう話を聞いて育ったら、どんな大人に育つのか、楽しみでもあります。大事なことは、困難、淋しさの極みに立つときに、思い出されるのかもしれません。まさか、ぼくよりも、独り合点して猪突猛進する人になってしまう…!?親は大変だ。。でも「きっと、大丈夫」と、独り合点しておきます。(編集長)     

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